<終了しました> Satoshi Ogawa Exhibition 「シーユースーン」@O'keeffe 日立
1月29日に日立のオキーフでの展示「シーユースーン」が終了しました。
ご来場いただいたみなさま、気に留めていただいたみなさま、オキーフの井上さん、樫村さん、スタッフのみなさま、写真の山野井さん、プロデュースの綿引さん、まことにありがとうございました。まだ片付けにいけず、なのですが、、ご好意でいまも絵をそのまま架けていただいています。( 2/9まで。)
写真は、オキーフに行った時にまず目に入る風景で、そこにはすでにいい匂いがただよっていて、カウンターの奥には白いシャツを着ただれかが待っている。
いい展示ができた、というのは、どういうことだろうか。
今回のことで考えてみると、自分が好きなオキーフがあって、そこにはオキーフのことを好きでやってくるお客さんがいて、気持ちの良い空気のなかで、チラッとでも見てもらえたり、DMを大事そうに持って帰ってもらえたり。
準備の最初のころは「自分が見てみたい風景」を作ることに気をつかっているけれど (そこにはまだだれもいない) 、展示が始まってみればもうあんまりできることはなくて「場所のちから」みたいなものが大きくなっている。
場所や雰囲気に影響されないくらい圧倒的な「作品のちから」による展示というものもあるんだろうけれど、なんだかそうじゃないほうがいまは心地が良いかな。展示のことをなにも知らずにお店に入ってきたような、「しらないだれかのちから (感受性?)」も期待したり、信じたりしていたい。
「信じる」の反対?行く末?は「裏切られる」ではなくて、「それでも信じる」だとだれかが言っていた。
そういう「絵のありかた」でもいいんじゃないか。
「描かれた絵」はそのままの姿でだれかに見られることを信じつづけるしかない。
「あれ、ちょっとお店の感じがかわって見えるね」とか、「いまのお店の雰囲気、なんかすきです」というような言葉があれば嬉しい。
というわけで「シーユースーン」、またお会いしましょう。
ありがとうございました。
さいごは笑顔で手をふろう。わっはっは。
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Photo by 山野井咲里 Sari Yamanoi
フォトグラファー。都内スタジオ勤務後独立。雑誌、ライブ撮影などに従事する。子育てを経て、2014年茨城で写真の仕事を再開。
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Satoshi Ogawa Exhibition
「シーユースーン」2023年1月7日(土) - 1月29日(日)
O'keeffe 317-0075 茨城県日立市相賀町5-13
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